【TOEFL単語対策】語彙力アップさせる勉強法とおすすめの単語帳

TOEFL英単語の勉強

TOEFLの英単語は難しい!どう対策すれば良い?

TOEFL iBT対策の最初の一歩が「語彙力アップ」です。しかし、大学受験や英検・TOEICと比べられないほど、TOEFLに必要な単語の難易度は高くなっています。

当記事では、TOEFLで点数を取るために必要な情報「TOEFL単語の特徴」「TOEFL対策の勉強法10のステップ」「おすすめの単語帳7選」を紹介します。

 

TOEFLの”英単語”とは?

TOEFLは、そもそもアメリカの大学に留学する人の英語力を計るために作られました。TOEFLで十分な英語力を付けていなければ、大学入学後、授業についていけなくなります。そのため、TOEFLは海外の大学に留学したい人や、より実践的な英語を習得したい人には、欠かせない試験と言えます。

 

出題される単語の傾向

大学留学用の試験であることから、TOEFLに出題される単語には、かなり専門的なものが含まれます。TOEICや大学受験対策で使った英単語を基礎に、よりマニアックな語彙を増やしていかなければなりません。

 

<TOEFLに出題される単語>

  • 日常英単語
  • 大学初年度レベルで使用する英単語
  • 大学の講義で使用される英単語
  • ビジネス英単語
  • 各学問の専門用語(経済学・数学・生物学・歴史・法学…etc.)

 

【目標とする点数別】必要な語彙数

それでは、TOEFLで目標点数を超えるためには、どの程度の語彙数が必要となるのか確認してみましょう。

ちなみに、高校で学ぶ単語数は約3,000、大学入試に必要な単語数は約4,000~5,000と言われています。

TOEFL(iBT)点数 英語レベル 語彙数 TOEIC(L&R)点数
30 中学2~3生レベル 1,000
35 高校1~2年生レベル 2,000 340
50 高校3年生レベル 3,000
60 大学入試レベル 5,000 700~800
↓ 海外の大学入学で求められる目安ライン ↓
80 英字新聞・洋書が理解できるレベル 8,000~10,000 900~950
90 ビジネス英会話・専門用語が理解できるレベル 10,000~13,000 950~980
100 英語でビジネスができる・専門的な議論ができるレベル 13,000~ 990
110 大学院・難関大学への留学レベル 15,000~ 990
120 難関大学院留学レベル 20,000~ 990

⇒TOEIC(L&R)の勉強法はこちら

 

TOEFL英単語を覚えるコツは?

TOEFLではかなり高い語彙力が求められていることが分かりました。しかし、あまりに単語が多いことから、「10,000を超えるような英単語を覚えられるか不安…」という方も多いのではないでしょうか。

そこで、ここでは英単語の語彙数を増やすコツを3つご紹介します。

 

①発音記号を網羅する

発音記号は、ネイティブではない日本人にとって、正しい発音とスペルを覚えるためには必須の情報です。発音記号を知らなければ、どうしても英語の音を日本語のカタカナに変換して覚えてしまいます。英単語の音とスペルを正しく習得するためには、発音記号はすべて読めるようにしておきましょう。

 

②英単語の語源も一緒に覚える

英単語には、日本語と同様に、単語の成り立ちや仕組みが存在します。漢字のように、1つの単語に2つの意味がある単語もあります。そのため、英単語の語源を知っておけば、試験で知らない単語が出た際に、単語の意味をイメージしやすくなります。

 

③自分だけのモチベーションアップ方法を見つける

単語学習は、多くの人にとって飽きを感じやすい勉強でしょう。そのため、自分のモチベーション維持できる方法を取り入れて、単語を暗記するのがおすすめです。勉強後のご褒美を作ったり、覚えきれなった時の予備日を作ったりして、工夫してみましょう。

【単語対策10のステップ】TOEFLで高得点を狙うための勉強法とは?

英単語の習得は、一朝一夕では実現できません。コツコツ毎日少しずつ語彙を増やしていく努力をすることが重要です。

ここからは、語彙力を上げる勉強法10ステップを紹介します。

 

step1:目指すべき英語レベルを知る

まずは、何点取る必要があるのか、どのレベルの英語力が必要なのか、を把握しましょう。志望校がある場合は、特に大学公式ウェブサイトで必要スコアを要チェック。海外留学しない場合は、70~80点を目標にしましょう。

 

<アメリカの大学進学に必要なTOEFL iBTスコア目安>

ワシントン大学 76点
カリフォルニア大学 68~83点
フロリダ大学 80点
ボストン大学 95点
コロンビア大学 100点
ハーバード大学 100点
ニューヨーク大学 100点
スタンフォード大学 100点
ノースウェスタン大学 111点

 

step2:自分の英語レベルを知る

目標が決まったら自分の英語レベルを確認しましょう。

TOEICやTOEFLの公式問題集を解いたり、自分で模擬テストをしてみると今のレベルがチェックできます。

Webサイトの「語彙力診断」を活用するのもおすすめです

⇒英語力を測定してみる!

 

step3:毎日覚える単語の数を算出する

目標レベルと現在のレベルのギャップから、毎日覚えるべき英単語の数を算出しましょう。試験までの日程が決まっていない場合は、予定が立てにくかったり、サボってしまう原因となるため、直近の目標として受験する日にちを決めるのがおすすめです。

 

step4:毎日の勉強計画を立てる

毎日覚えるべき単語数が把握できたら、1日の勉強スケジュールを計画します。

通学・通勤時間や、夕食後などルーティンにすることで英単語を学習する習慣ができます。土日など休みの日には、少し長めに時間を取ったり、覚えきれない時のために余裕を持ったスケジュールにするなど、自分が実現可能な計画を立てましょう。

 

step5:まずは基礎レベルの英単語を覚える

初心者・初級レベルの人は、大学入試レベルまでの基礎英単語をコンプリートしましょう。

基本的な英単語が覚えられていない人が、TOEFLで必要な専門用語を覚えようとすると、難しすぎて挫折してしまう可能性があります。

 

step6:TOEFL頻出英単語を覚える

基礎レベルの英単語を覚えたら、TOEFLで頻出する英単語を覚えていきます。

TOEFLで出題される単語は大学受験用の単語帳などには掲載されていないため、TOEFL用の単語帳を使いましょう。

 

step7:TOEFL専門用語を覚える

TOEFL頻出英単語が暗記できたら、より難しい専門用語や学術用語を暗記します。

TOEFL用の単語帳にもレベルがあります。専門用語は、高校・大学入試用の単語帳には掲載されていません。TOEFLに出題される専門用語が掲載されている、単語帳を買い替えるのがおすすめです。

 

step8:覚えた英単語を文法問題で練習をする

英単語は、インプットするだけでは試験でアウトプットできません。そのため、英単語を覚えてきたら、文法問題を解いていきましょう。

文法に自信がない人は、中学校レベルの文法問題から始めるのがおすすめです。

 

step9:覚えた英単語をスピーキングで練習をする

スピーキング力も問われるTOEFLのテストでは、話す力も重要です。スピーキング練習には、自宅にいてもネイティブと会話できるネット英会話がおすすめです。もちろん、英会話教室に通っても構いません。

⇒”Amazing Talker”でスピーキングを練習してみる!

 

step10:覚えた英単語をリーディング・ライティングで練習をする

総合的な英語力を上げるために暗記や文法、スピーキングと並行して、リーディング・ライティングで暗記した英単語をアウトプットしましょう。

覚えきれていない英単語は、再インプットし・再アウトプットして、点数アップを目指しましょう。

 

【レベル別】TOEFL対策におすすめの単語帳7選

 

最後は、TOEFL対策におすすめの単語帳7選を紹介します。

TOEFLの単語帳は数多く発売されているため、世間一般で支持を集めていても、自分には合わない可能性もあります。自分のレベルに合った単語帳を探してみましょう。

 

①初心者レベル

英語初心者の人は、高校入試レベルの英単語から覚えて、基礎固めをしていきましょう。

 

『キクタン【中学英単語】高校入試レベル』

キクタンは、高校入試で人気の単語帳です。CDが付いているため、発音を一緒に覚えていくことができます。

 

②初級レベル

初級レベルになったら、大学受験レベルの英単語や、TOEFL用でも易しいレベルの単語帳を使いましょう。

 

『システム英単語』

難関大学受験で人気の単語帳です。難易度別に章立てあるため、レベルに応じて、学習を進めることができます。

 

『TOEFLテスト英熟語700』

初級者レベル向けのTOEFL用英熟語テキストです。単語帳ではありませんが、英熟語は単語を実用的に覚えるのに欠かせない知識であるため、一度は必ず学習しておきましょう。

 

③中級レベル

TOEFLで70~80点を目指すうえでは、TOEFL専用の単語帳は欠かせません。

 

『TOEFLテスト英単語3800』

TOEFL対策用単語帳のなかで、もっとも有名で、使っている人が多い単語帳です。頻出単語が多数掲載されていて、難易度別に学習ができます。初級レベルの単語も掲載されているため、初級レベルから使用しても良いでしょう。

 

『TOEFL TEST 必須英単語5600』

より多くの単語が掲載されているため、3800の単語帳で物足りなくなってきた中級以上の人におすすめの単語帳です。CDの再生スピードをレベルに合わせて変えることができます。

 

③100点以上を目指す人

TOEFLで100点以上を目指す人は、単語帳も高難度用のものに買い替えましょう。100点以上を目指す場合は、専門用語のなかでも、かなりマニアックな単語を覚える必要があります。

 

『TOEFL TEST対策iBT英単語-100点獲得のためのrole playing』

100点を取りたい人に向けた単語帳です。頻出単語から、専門分野の英単語まで広く活用できます。

 

『TOEFL TEST上級英単語2500』

TOEFL用単語帳のなかでも、特に高難度の単語帳です。各学問の専門分野や論文に使われている単語も掲載されています。

 

まとめ

今回は、TOEFLの単語対策として、出題傾向や単語の特徴から、勉強法やおすすめの単語帳までまとめて紹介しました。TOEFLはテスト自体の難易度が高いため、覚えるべき単語数も多く、難易度も高くなっています。そのため、一気に必要な単語を一気に覚えようとせず、コツコツ学習するクセを付けていくのがおすすめです。

本記事を参考に、計画を立てて、確実に語彙力を伸ばしていきましょう。

 

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